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PRサポーターズ&インタビュー・コラム

フィルムカメラ

2018年12月26日

新潟県知事政策局 広報監 杉山秀人

写真1:杉山広報監撮影初めて手にしたカメラは、OLYMPUS-PEN EE-3という、ハーフサイズの小さなフィルムカメラです。
ハーフサイズというのは、35mmフィルムの「ひとこま」を、半分ずつ使うちょっと経済的なカメラです。
36枚撮りのフィルムであれば72枚の撮影ができることになります。(実際はもっと撮れます)
固定焦点なので、ピントを合わせることはありません。
ただひたすら、フィルムを巻き上げてシャッターボタンを押す、フィルムを巻き上げてはシャッターボタンを押す。これだけです。
セレン光電池という、まわりに光さえあれば蓄電する、小さなバッテリーがついています。

当時の私は、美大生だったこともあり、このペンを持って、たくさんの風景や建築物を撮っていました。
いつも、ちゃんと撮れるとは限りません。撮れない時もあります。

撮れたとしても、ピントが甘かったり、色が不思議なことになっていたり、現像してプリントするまで、仕上がりは分かりません。

いつもドキドキしながら、出来上がりを楽しみに待っています。
その時間も、フィルムカメラの楽しみです。
自ら現像し、自ら紙焼き(プリント)する人もいます。
うまく撮れた写真も、そうでない写真も、どれも心に深く残ります。
それが、フィルムカメラの楽しみです。

40年たった今でも、そのペンは持っています。

写真2:杉山広報監撮影時代はすっかりデジタルになっています。
デジタルで写真を撮ることは「記録」、アナログなフィルムで写真を撮ることは「記憶」、と使い分けています。

写真3:杉山広報監撮影記録を長く撮り続けると「私史書」がつくれ、記憶を長く撮り続けると「私小説」がつくれます。


杉山秀人/新潟市出身。株式会社電通東日本を経て、2018年より現職。
※役職等は執筆時現在です。

印刷用コラム:フィルムカメラ(PDF形式721KB)
PDF版デザイン協力:新潟県タオ国際交流員