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第34回 国民文化祭・にいがた2019、第19回 全国障害者芸術・文化祭にいがた大会

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PRサポーターズ&インタビュー・コラム

「地域と共に成長する大学を目指して」

2019年8月10日

PRサポーター 長岡崇徳大学 学長 森啓(もりひろし)さん

森啓学長

長岡崇徳大学は平成30年8月末に文部科学省から設置認可を受け、平成31年4月に第一期生となる新入生を迎えることができました。広大な新潟中央に位置する中越地域では初めての4年制の看護系大学となります。県そして地元長岡市を中心とする中越地域の医療を支える人材育成を通じて広く市民の健康と疾病予防に微力ながら貢献して参りたいと考えております。

新大学の特色は、近年クローズアップされてきている認知症、災害、終末期、包括ケアシステムの四領域を中心とした看護学を推進することにあります。新時代が求めるこれら四領域は、従来の看護学では十分にカバーしきれなかった分野で、いずれも少子高齢化が進む先進国社会での大きな課題を扱うことになります。具体的には2013年にG8サミットテーマとして取り上げられた認知症に見られますように、これら四領域は現在および近未来のグローバルな国家的課題として捉えられております。すでに政治問題ともなってきているこれらの困難な問題は喫緊の対応が求められることも確かですが、人類を、より豊かに、より幸福にするためにも学問として着実に取り組むべき内容と価値があります。過去事例にはない未知問題を解決するには、試行錯誤そして集中的かつ骨身を削るような切磋琢磨する我慢強い信念が唯一の鍵なのかもしれません。本学は、足下に横たわる一つ一つの難題を考え、克服する学び舎の1つで有りたいと願っております。少子高齢化、自然災害、経済面など医療に関する長岡の問題は、中越を越えた新潟県そのものの問題であり、さらには日本の課題ともなっております。それ以上に、明日の世界各国の課題となることは想像に難くありません。つまり、長岡で解決した方式は日本から世界に通じるユニバーサル解答になると信じて疑いません。

四領域の課題は、今後多くの大学を始めとした研究機関や医療機関そして行政が取り組むことになると予想しておりますが、いずれも人間の最も大切な心のケアが原点であることを忘れずに、弱者、病者、障がい者が守られる社会を目指していきたいと思います。

弱者、病者、障がい者とは、           私たち自身です。

長岡崇徳大学


森啓さん/東京大学医学部助教授、大阪市立大学医学部教授を経て、平成31年4月より長岡崇徳大学学長。大阪市立大学名誉教授。日本認知症学会名誉理事。専門は脳神経科学、認知症医学。

※役職等は執筆時現在です。

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長岡崇徳大学

印刷用コラム:「地域と共に成長する大学を目指して」(PDF形式786KB)
PDF版デザイン協力:新潟県タオ国際交流員