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第34回 国民文化祭・にいがた2019、第19回 全国障害者芸術・文化祭にいがた大会

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PRサポーターズ&インタビュー・コラム

子供達が支える新潟県のロボット文化

2019年7月30日

PRサポーター 上越教育大学 学長/一般社団法人ロボカップジュニア・ジャパン 北信越ブロック長 川崎直哉さん

川崎直哉学長

「STEM教育」「STEM人材」という言葉をご存知でしょうか。STEMとは、Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Mathematics(数学)の頭文字を取った造語で、この4分野を統合的に学ばせるのが「STEM教育」で、これを兼ね備えた人材が「STEM人材」と呼ばれています。さらにArt(芸術)を加えたSTEAMと呼ばれることも多くなりました。21世紀型の新しい教育「STEM教育」が世界各国で導入され始めています。ロボットなどはSTEM教育の良い例とも言えます。子どものうちからロボットやIT技術に触れて「自分で学び、工夫し、創造する力を養う」という、新しい時代の教育方法と言えるかもしれません。さらに,今年の8月16日から3日間,長岡市でロボカップ社会人リーグの日本大会が開催され,これからも新潟県での「ロボット文化」の醸成が進むことでしょう。

ロボットと言えば、新潟県の子供達は意外と「ロボット文化」に携わっているのかもしれません。私は以前からロボカップジュニアという活動に関わっています。これは、未来の科学技術者や未来の科学技術社会を作る人材の育成のための国際的活動で、小学生から高校生まで参加でき、楽しみながら科学技術をより深く理解するための教育とエンターテイメントの要素を含んだものです。例えば、コンピュータ搭載ロボットによるサッカーリーグや、災害場面でのロボットによる救助を想定したレスキューリーグ、ロボットによるパフォーマンスを競うOnStageリーグなどを通じて、子供達の科学技術に対する興味や創造力を醸成しようというものです。

2003年の朱鷺メッセのこけら落としのひとつとして開催されたロボカップ日本大会(ロボカップは大学生から社会人まで参加する活動で、ロボカップジュニアはその下部に位置しています)を契機に、県内各地で地区大会が開催されるようになりました。地区大会を勝ち抜いた選手は北信越ブロック大会、日本大会さらには世界大会とつながり、これまでに新潟県のチームで世界大会にまで出場したチームも多く、しかも優勝するチームも見られます。最近では長岡高専のチームが世界大会でも優秀な成績を上げています。またこの活動をきっかけにロボット研究者への道を歩んでいる者もおり心強い限りです。さらに、今年の8月16日から3日間、長岡市でロボカップ社会人リーグの日本大会が開催され、これからも新潟県での「ロボット文化」の醸成が進むことでしょう。

上越教育大学


川崎直哉さん/早稲田大学大学院理工学研究科博士課程修了。(工学博士)
平成2年上越教育大学学校教育学部助教授、平成9年同大学教授。
平成29年4月より同大学学長。専門は、電気電子工学、制御工学、科学技術教育。
※名称等は執筆時現在です。

■関連リンク
上越教育大学
「ロボカップジャパンオープン2019ながおか」(長岡市ホームページ)
ロボカップジャパンオープン2019ながおか(Facebook)

印刷用コラム:子供達が支える新潟県のロボット文化(PDF形式683KB)
PDF版デザイン協力:新潟県タオ国際交流員