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第34回 国民文化祭・にいがた2019、第19回 全国障害者芸術・文化祭にいがた大会

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PRサポーターズ&インタビュー・コラム

モンゴルと日本

2019年4月19日

PRサポーター 青年海外協力隊 モンゴル派遣 山田夢希さん

サインバイツガーノー?(これは、モンゴル語で、「みなさんこんにちは」という意味です)

私は現在、青年海外協力隊としてモンゴルの小学校で活動をしている山田夢希といいます。

みなさんは、モンゴルに対してどんなイメージをもっていますか?きっと広い草原、馬に乗って移動する遊牧民、日本で活躍したモンゴル出身の力士などではないでしょうか。私もモンゴルに来るまでは、こうしたイメージが強く、ほとんどモンゴルについて知りませんでした。でも、実際のモンゴルは、想像していたものとは違っていることも多く、知れば知るほど面白い国です。

街の中心部から少し離れたところには、遊牧民が住む牧草地帯が広がっています
(右から3番目が山田隊員)

モンゴルは、国土面積は日本の約4倍の156.4万㎢、人口は日本の約1/41の308万人の国です。モンゴルの人口密度は世界一低く、東京ディズニーランドに1人で住んでいるのと同じようなものです。

街の至る所で子ども達は元気よく遊んでいます

モンゴルの首都であるウランバートルは、驚くほど都会です。高いビルや大きなデパート、ホテルなどが立ち並び、街の人達もおしゃれな衣服を身にまとっています。おしゃれなカフェや24時間営業のコンビニ、日本食レストランも多くあります。そんなウランバートルには、モンゴル全人口のおよそ半分が集中しており、活気にあふれていますが、インフラの整備などの問題も抱えています。

モンゴルではあちこちでゲルは見かけるものの、多くのモンゴル人は集合住宅に定住しています。モンゴルにおける遊牧民の割合は、年々減少傾向にあり、現在は全人口の2割程度だそうです。私達が想像するモンゴルのイメージは一昔前のモンゴルかもしれません。

街中に牛達がいることも当たり前の光景です

また、モンゴルの学校は小中高一貫制で、小学生から高校生までが同じ校舎で学びます。しかし、子ども達の数に対して学校の数が不足しているため、多くの学校は午前と午後の2部制です。モンゴルは世界でも有数の子ども大国です。私の活動先である学校にはおよそ1500人の子ども達が在籍していますが、市内だけでこの規模の学校は7校以上あります。さらに、モンゴルはほとんどの学校で同じデザインの制服を、小学生から高校生までの子ども達が着用していることも特徴の一つです。もちろん、遊牧民の子ども達もいます。遊牧民の子ども達は、街に暮らす親戚の家や学校の寮に住みながら学校に通っています。そういった環境で育つモンゴルの子ども達は本当にたくましく、エネルギーに満ち溢れています。

活動先の小学校5年生の子ども達と先生(右上の赤い服の女性)
図工の授業の後に記念撮影(左後ろが山田隊員)

最後に、皆さんに知っておいてもらいたいことについて書きたいと思います。2011年に起きた東日本大震災において、モンゴルはいち早く日本へ多大なる支援を行ってくれた国の一つです。震災直後の3月15日にはモンゴルが初めての海外に派遣する緊急援助隊12名が宮城県入りし、救助活動にあたりました。モンゴル国内では、国家公務員とウランバートル市内の職員全員が1日分の給料を義援金として寄付してくれました。それ以外にも国が国民からの募金を呼びかけて設置した義援金口座には、1億2500万円相当のお金が集まり、これはモンゴルの海外義援金としては最高額だったそうです。恥ずかしながら、私もモンゴルへの派遣が決まるまではこのことは知りませんでした。今はそんなモンゴルで活動できていることに誇りを感じつつ、日本とモンゴルの懸け橋となれるようこれからも頑張りたいと思います。


山田夢希さん/青年海外協力隊として現在モンゴルに派遣中。
ドルノド県第12学校に派遣され教育の質向上をはかる。

※名称等は執筆時現在です。

印刷用コラム:モンゴルと日本(PDF形式762KB)
PDF版デザイン協力:新潟県タオ国際交流員