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第34回 国民文化祭・にいがた2019、第19回 全国障害者芸術・文化祭にいがた大会

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PRサポーターズ&インタビュー・コラム

「新潟えんげ甚句」の開発にかかわって
~新しいアプローチによる民謡への関わり方~

2019年4月16日

PRサポーター 明倫短期大学 事務局 齋藤雅紀さん

齋藤雅紀さん

歯科技工士と歯科衛生士を養成している明倫短期大学には、学生と教職員が民謡民舞等を通じて一緒に活動を行っている「文化芸能部」があります。三味線、篠笛、太鼓、踊り等、学生・教職員の有志が定期的に練習をしています。さて、この活動と本学の持っている教育資源をいかして何かできないものか?

そこで、平成30年度の新潟県の「大学魅力支援事業」に応募し、木暮教授を中心に嚥下障害の予防のための「え
んげ体操」の開発に取り組んできました。その体操のための曲が小気味よい新潟甚句の曲調に合わせた「新潟えんげ甚句」です。「えんげ体操を通じて新潟を紹介しよう」という視点で、歌詞には新潟市の名産品、食材を取り入れてみました。おりしも、新潟開港150年でもあり、なおのこと良かったかもしれません。

この開発には、歯科医師・歯科衛生士・歯科技工士という専門職種の教職員が知恵を出し合い、試行錯誤を経て、ひとまず初期の段階のものが出来上がりました。歌詞に食材を取れ入れたことにより、より「唾液」が出やすいものにもなったかなと思います。

えんげ体操の様子文化芸能部の学生・教職員だけでなく、臨床実習等で実習中の学生の協力も得て、生演奏による「えんげ体操」の実践紹介活動を各地で行い、とても好評でした。

私自身は裏方として専ら唄うことだけでしたが、民謡について全く関心のなかった学生が楽しそうに実践しているのを見て、このようなアプローチにより、若い方々に敬遠されがちな民謡に関心をもっていただける契機になるかもしれないと、新たな気づきがありました。

新潟には佐渡おけさに代表される「おけさ」や「甚句」、「追分」、「松坂」、「広大寺」という五大民謡があります。これらは決して我々の生活と離れたものではなく、日々の生活を通して先人達が唄い継ぎ、磨きをかけてきて今日に伝えられています。

民謡に関わる者として、ただ唄い、演奏するだけではなく、アプローチ方法を工夫することによって、先人達が唄い継いできた民謡について、より多くの方々に関心を持っていただくことができるのではないかと考えています。
そして、何よりも新潟からの文化情報の発信に貢献できればと願っています。


齋藤雅紀さん/明倫短期大学事務局勤務、明倫短期大学文化芸能部インストラクター。
平成25年 第45回新潟県民謡民舞大会民謡の部で総合優勝し、新潟県知事賞受賞、平成23年 おけさ・追分・甚句全国大会のおけさ部門で優勝、平成19年 第16回長岡甚句大会総合優勝等。

※役職等は執筆時現在です。

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