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第34回 国民文化祭・にいがた2019、第19回 全国障害者芸術・文化祭にいがた大会

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PRサポーターズ&インタビュー・コラム

ドミニカ共和国の食文化

2019年3月26日

PRサポーター 青年海外協力隊 ドミニカ共和国派遣 大平真理奈さん

大平真理奈さん(右から2人目)

¡Hola!, ¿Cómo está? (こんにちは、お元気ですか)

皆さん、「ドミニカ共和国」をご存知でしょうか。野球のイメージを持たれる方もいると思います。

ドミニカ共和国は中米カリブに位置し、コロンブスが発見したエスパニョーラ島をアフリカ色の強いハイチと分け、東側国土の2/3が国土です。

そしてあまり知られていませんが、ドミニカ共和国には日系移民の方が多くいらっしゃり、その方々のおかげで野菜栽培が発展したと言われています。

私は、ドミニカ共和国に青年海外協力隊のコミュニティ開発隊員として、エルマナス・ミラバル県サルセド市という壁画がきれいな街で母子保健を中心とした地域保健の向上を目的に活動しています。

さて、今回お話させていただくのはドミニカ共和国に特徴的な独自の食文化です。一般的なカリブ海の料理とは異なり、スペインと奴隷時代のアフリカの食文化にアメリカの調味料の味が混合し、また日本人の耕作への貢献が影響した食文化になっています。

ドミニカ共和国の人にとって食事はかなり関心の高い部分で、家や仕事場でも常に食べ物の話をしています。食べ物の話をするのが大好きな様です。

そして、ドミニカ共和国で一日のうち最も一番ボリュームのある食事は、夕食ではなく昼食です。夕食は、パンといった軽食で済ませます。

写真*1

主流な料理は、白米やプラタノという食用バナナ、豆料理、肉料理、サラダの盛り合わせを取りそろえて食べるランチプレート形式で、まるで国旗のように色とりどりの食材が並ぶことから、バンデラ「国旗」と呼ばれます(写真*1)。日本人の主食である白米は、種類は違いますが、ドミニカ共和国でもよく食べられています。炊く際に油と塩を入れるので炊きあがった時点でもう味がついています。

ここで、先述したドミニカ共和国には欠かせない「豆」と「バナナ」についてお話したいと思います。

まず豆について、ドミニカ共和国の料理では、アビチュエラ(インゲン豆)という豆は欠かせない材料です。スーパーに行っても穀物コーナーでは米と並び多くの部分が豆で占められています。アビチュエラには、主に2つの料理法があります。1つは豆を香草とトマトソースで煮込んだ料理(写真*1の真ん中)で、ご飯にかけて食べます。この国では欠かせないご飯のお供です。

また、もう1つの食べ方は、甘くアビチュエラを煮込んだデザートです。これは、日本の「おしるこ」に似ています。しかし、ドミニカ共和国ではそれを冷やして食べます。

写真*2

次に、バナナについてお話します。日本に居るときは「甘いバナナ」しか食べたことはありませんでしたがここでは、甘くない日本で言う茹でると芋のような食感・味のプラタノやギネオと言われるバナナが数種類あります。このバナナが入ったもう一つの代表的な料理がサンコーチョと呼ばれる写真の料理です。バナナやキャッサバ、肉と各種香草を煮込んだシチューの様な家庭料理でアビチュエラと同様に日本人の舌に合う料理だと思います。サンコーチョ(写真*2)は、休日や特別な時に食べることが多く、それぞれの家庭によって味が違うので日本で言うカレーにも似ています。

今回、ドミニカ共和国の食文化についてお話させていただきましたがこれをきっかけにドミニカ共和国に興味を持っていただけると嬉しいです。


大平真理奈さん/青年海外協力隊として現在ドミニカ共和国に派遣中。
国家保健サービス庁に派遣され衛生教育等の啓発活動を行う。

※名称等は執筆時現在です。

印刷用コラム:ドミニカ共和国の食文化(PDF形式658KB)
PDF版デザイン協力:新潟県タオ国際交流員