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第34回 国民文化祭・にいがた2019、第19回 全国障害者芸術・文化祭にいがた大会

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PRサポーターズ&インタビュー・コラム

健康長寿の獲得は歯の健康から

2019年2月26日

PRサポーター 明倫短期大学 学長 河野正司さん

河野正司学長

*世界一の長寿国は日本
2018年の長寿国ランキングで日本は平均寿命84.2歳(男性80.5歳, 女性86,8歳)とトップの座にあります。
この指標となっている平均寿命とは、0歳の子どもがあと何年生きられるかを示すもの、いわば私たちが何歳まで生存しているかを示すものです。この指標とは別に、自立して日常生活を支障なく過ごせる期間を示す「健康寿命」というものがあり、現在我が国においては、健康寿命と平均寿命との間に、およそ10年差が存在しています。この期間は誰かの助力を受けながら生活することを示しています。

*私たちの目標は健康長寿
健康寿命を平均寿命に近づけて、いつまでも元気に、自立して生活できる期間が長い健康長寿の実現が私たちの目標でありましょう。
この「健康長寿」獲得のためには、①タンパク質とバランスのとれた「栄養摂取」、②たっぷり歩こう・ちよっと頑張って筋トレの「身体活動」、そして③就労、余暇活動、ボランティアなどの「社会参加」、この3つが欠かせないことは知られています。

新潟・寺泊沖での釣果

*新潟には豊かな食材
ところで、新潟には栄養の基となる豊かな食材があります。コシヒカリや新之助の銘柄で知られる米の他にも数々の美味しい農産物があり、さけ、ぶり、ノドグロ、南蛮エビなどの海産物、さらにはもち豚、村上牛などの畜産物もあります。
これらを楽しく食べて十分に栄養摂取して、健康長寿を実現したいものです。

*食物摂取には「歯」の役割が欠かせない
健康長寿を目指すためには、口の内の歯が欠損していくことは、大きな負の要素となってきます。永久歯が抜けるともう歯が生えてこないことはご承知でしょう。
歯の健康の指標として、「口腔内のむし歯数」や「8020」が頼りになってきます。前者については保健統計によると、新潟県の12歳児の一人平均むし歯数が0.4本、82.1%の学童にはむし歯がないという、18年連続日本一というすばらしい成果を達成しています。
一方、高齢者の歯の健康指標の1つとしては「8020」があります.これは30年ほど前から始まった運動で、80歳になっても食生活が満足できるように20本以上の歯を保とうというものです。この運動は厚労省と歯科医師会が中心となり全国的に展開され、平成17年には21.1%であった達成率が、平成28年の全国平均達成者は51.2%であるように高い実績を見せています。
しかし、新潟県における達成率は39.1%と、全国平均より10数%低い値となっていることは大変残念なことです。お口の健康に関する新潟県の状況

*高齢者も不自由なく食事ができるように
新潟県の12歳児において獲得されている優秀な口腔環境が、加齢によって保つことが困難になっているとしたら、大変残念なことです.この現象を詳細に分析して、早急に有効な対策を実行したいものです。
成人が歯を失う原因の第一はむし歯ではなく、歯がぶらぶらになって抜けていく「歯周病」です。しかしこの歯周病は「歯ブラシ」などによる「口腔ケア」によって十分に予防することが可能です。
また万が一歯が欠損しても早期に義歯を装着して、常に左右両側の歯で不自由なく噛めるように治療しておくことが、健康長寿の獲得には欠かせないことです。
*新潟の豊かな食生活によって「健康長寿の獲得」を実現したいものです!


河野正司さん/歯科医師、歯学博士。新潟大学歯学部教授等を経て、明倫短期大学長。

※役職等は執筆時現在です。

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PDF版デザイン協力:新潟県タオ国際交流員