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第34回 国民文化祭・にいがた2019、第19回 全国障害者芸術・文化祭にいがた大会

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PRサポーターズ&インタビュー・コラム

南魚沼の雪文化から-芸術編

2019年1月25日

PRサポーター 南魚沼市トミオカホワイト美術館

富岡惣一郎

「雪文化」と聞くと、なんだか難しい印象を受けますが、皆さんの生活の中に溶け込んでいることやモノが雪国特有の文化だったりします。雪文化といっても、芸術、スポーツ、居・食・住など様々ですが、その中から雪国が生んだ芸術家を紹介したいと思います。
南魚沼市トミオカホワイト美術館をご存知でしょうか。当館は、上越市高田出身の洋画家・富岡惣一郎(1922-1994)の油彩画約500点を収蔵しています。
富岡は自らを「雪国人」と称し、雪国で生まれた自分だからこそ表現できる「雪の白の
世界」を描きたいと、白油絵の具「トミオカホワイト」の開発や独自の描画方法、取材方法で白の世界を描きました。
1990年、富岡は「雪国で生まれた作品は、雪国に返す」という想いから、地元の協力を得て、八海山の麓に美術館を建設しました。美術館のラウンジからは、八海山を真正面に捉えることができ、スケッチの絶景スポットとなっています。
また、当館では、常時35~40点の作品を展示しており、富岡惣一郎の描き切らない美学-引き算の美学-から生まれた「白の世界」をご堪能いただけます。

「雪雲・八海山」

雪国を愛した画家・富岡惣一郎は、美しい雪の世界を作品に残しましたが、同時に素敵な言葉も残っていますので、紹介したいと思います。
「雪国の人々にひとこと申し上げたい。雪の自然界をよく見て下さい。美の宝庫に囲まれていることを考えてください。一年中美しい色彩の自然に囲まれている幸せを…」
住んでいるものにとって雪は厄介で辛いものとしか思えませんが、雪の恩恵を受けたこの地域だからこその豊かな自然美が私たちを取り囲んでいます。
春は雪解けとともに新緑芽吹く山々、夏には太陽に照らされ輝く濃緑、秋は赤や黄色に色付く山々、そして冬は純白の雪を被った樹木がひっそりと佇む様子は、「トミオカホワイトの世界」そのものです。皆さんはどのような景色が好きですか。今一度ゆっくりとご自身の住む地域を眺めてみてはいかがでしょうか。

最後に、富岡惣一郎が残した言葉をもう一つ紹介したいと思います。
「画を難しく考えることはない。好きな画を見つけ、自分なりに感じ取る世界を静かに楽しめばよい」
芸術は難しいと考えずに、もっと気軽に美術館にお出かけください。そこにはきっと、素敵な作品との出会いと豊かな時間が待っています。まずは、トミオカホワイト美術館で富岡惣一郎の世界をご堪能ください。


トミオカホワイト美術館

「雪文化3館」の紹介/
南魚沼市トミオカホワイト美術館・鈴木牧之記念館・十日町市博物館の3館では、モノと芸術とヒトが織りなす雪文化を発信し、姉妹館提携を行っています。
スタンプラリーを開催しておりますので、皆さまぜひご参加ください。

南魚沼市トミオカホワイト美術館/
新潟県南魚沼市上薬師堂142
開館時間 4月~11月 9時~17時 、12月~3月 10時~17時 (入館は、16:30まで)
休館日 水曜日(祝日の場合翌日)、年末年始(12月29日~1月3日)、展示替え期間・イベント開催時
観覧料 大人500円(400円)、小中高生250円(200円)
詳しくはお問い合わせください。(電話 025-775-3646)

※開館日等は執筆時現在です。

■関連リンク
南魚沼市トミオカホワイト美術館
南魚沼市トミオカホワイト美術館(Facebook)

印刷用コラム:南魚沼の雪文化から-芸術編(PDF形式648KB)
PDF版デザイン協力:新潟県タオ国際交流員