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第34回 国民文化祭・にいがた2019、第19回 全国障害者芸術・文化祭にいがた大会

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PRサポーターズ&インタビュー・コラム

アフリカ・マラウイのあいさつ文化

2019年1月4日

PRサポーター JICA新潟デスク 北愛子さん

近所の子どもたちと一緒に(左側:北さん)

皆さんはマラウイという国を聞いたことがありますでしょうか。

私は、青年海外協力隊としてマラウイに派遣が決まるまで、全くその国名を聞いたことがありませんでした。

マラウイはアフリカ大陸南東部にある共和制国家です。面積は11.8万平方キロメートル、ほぼ北海道と九州を合わせた大きさで、うち20%を湖が占めています。

「どんなところなんだろう」マラウイについて全く知らなかった私はインターネットで検索をしました。そこで目についた言葉は「The Warm Heart of Africa」というワードでした。治安の良さや、素朴で暖かくフレンドリーな国民がおおいことからこのような別称を持っているようです。

道端でマラウイ人と出会うとこんなやりとりが繰り広げられます。
Aさん「ムリバンジ―(元気?)」
Bさん「ディリビーノカヤイヌ?(元気だよ。あなたは?)」
Aさん「ディリビーノ―(元気だよ。)」
Aさん&Bさん「ジコモ(ありがとう。)」

老若男女、家族、友人関係なくみんなで雑談

この一連の挨拶を一人一人に行います。しかも、会議に遅刻してきた人がいたら、会議中にもかかわらず一人ずつ挨拶をして回るのです。(会議が全く進まないじゃん…)

また、挨拶をするためだけに電話をかけてくるマラウイ人もたくさんいました。(この電話、必要あるのかな…?)

この挨拶文化は、はじめは全く理解できませんでしたし、マラウイ人の友人に「まとめて挨拶できる方法はないのか」と聞いたこともありました。

水汲みは日々の大切な仕事

すると友人は、「挨拶をすることで周りの変化に気付ける。今日はこの人は元気がないなとか。だから私たちは挨拶を大切にしているんだ。」と言っていました。

世界最貧国のひとつと言われているマラウイでは食糧や水がない時、病気にかかった時、様々な場面でお互いに助け合いながら生活をしています。

常にまわりの人が困っていないか、変わりはないか、確認をするためにも挨拶がとても大切な役割を果たしているのです。このように周りの人を大切に思う気持ちがWarm Heart of Africaと呼ばれる所以なのだろうな、と感じました。


北愛子さん/佐渡市生まれ。青年海外協力隊としてマラウイ派遣後、2017年よりJICA新潟デスク国際協力推進員に就任。
※役職等は執筆時現在です。

印刷用コラム:アフリカ・マラウイのあいさつ文化(PDF形式763KB)
PDF版デザイン協力:新潟県タオ国際交流員