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PRサポーターズ&インタビュー・コラム

「おいな汁」南鯖石のおいしさをまるごと、召し上がれ♪

2018年10月11日

PRサポーター 柏崎市南鯖石コミュニティセンター・ワイワイ里山振興部部長 石塚雄一郎さん

柏崎市内から20kmほど離れた山間部に位置する南鯖石地区は、自然豊かな地域です。春は木々の芽吹きとともに山菜の恵みを味わい、夏は朝露をあびた新鮮な野菜の収穫、秋は一面に広がる田んぼでコシヒカリが黄金色に染まり、冬は2mを超える雪が栄養たっぷりな土壌を作ってくれています。

この地で昔から栽培されている里芋「土垂芋(どたれいも)」を手軽に食べてもらえるように、地元の新鮮な食材と合わせてできたのが「おいな汁」です。土垂芋の独特なヌメリが野菜のうま味をとじ込め、さらにおいしさを際立てます。あっさりとした醤油味が懐かしい具だくさんのお汁は、南鯖石の豊かな自然と作る人の真心が詰まった、伝承していきたい一品です。

南鯖石産「土垂芋(どたれいも)」おいな汁と土垂芋の写真

「土垂」とは、里芋の品種のこと。日本各地で栽培されていて珍しい品種ではありませんが、南鯖石の豊かな風土で育った土垂は独特な粘りやホクホク感が強い言われています。煮込んでも崩れにくいのが特徴で、汁物以外の料理にもよく合います。形が細長いため、皮がむきにくいと敬遠されがちですが芋の美味しさは格別です。

種芋は、翌年の生産につなげるために‘よこ穴’と呼ばれる洞穴を活用しています。この方法も古くから伝わる知恵が伝承されています。

「おいな汁」の名前の由来~柏崎市指定無形文化財・古典盆踊り「おいな」~土垂芋とおいな踊り

「おいな」とは、南鯖石地区や鵜川地区でうたわれた盆踊り唄で、「三階節」の祖型とも言われています。今では、南鯖石地区だけに伝承されている貴重な唄であることにちなみ「おいな汁」と命名されました。

踊りは三階節よりもテンポが早く難しいと言われていますが輪になって踊る踊り子の中に音頭取りの一群が入り、踊りの輪と反対方向にまわります。鳴り物は使わず、音頭取りの唄に合わせて踊る素朴で土の香りを漂わす郷土性あふれる古典的なところが魅力です。


※施設名等は執筆時現在です。

■関連リンク
柏崎市南鯖石コミュニティセンター(柏崎市ホームページ)

印刷用コラム:「おいな汁」南鯖石のおいしさをまるごと、召し上がれ♪(PDF形式572KB)
PDF版デザイン協力:新潟県タオ国際交流員