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第34回 国民文化祭・にいがた2019、第19回 全国障害者芸術・文化祭にいがた大会

やさしいブラウザ

阿賀の大船(たいせん)(文化堂本店)

文化堂本店のスイーツライン菓子「阿賀の大船」

文化堂本店様から新潟・阿賀スイーツライン事業にご参加いただきました。
二代目野潟明さん、三代目隆典さんに、スイーツライン菓子「阿賀の大船」についてお話を伺いました。

口の中で「とける」ほどやわらかい
「阿賀の大船」の大きな特徴は、皮がないこと。そのため口に入れた瞬間に溶けてしまうほどやわらかく仕上がっています。主な材料は、黄身餡とはちみつ。時間をかけて練り上げ、熱々の状態でみりんと焼酎を塗ることで、アルコール分を飛ばしつつ、しっとり感を出しています。はちみつを使用していますが、そこまで甘くなく、どなたでも食べられます。

皮がなく、すべてが黄身餡のため、口の中でとろけます

必要な時に必要な分だけ作るこだわり

文化堂本店では、「阿賀の大船」をはじめ商品はすべて、まとめて作り置きはしていません。これは鮮度が落ちてしまい、本来の美味しさが損なわれるのを避けるためです。
 仕込みから練り上げ、そしてこねる作業を行うと、完成までに3日程度必要です。それでも、地元客からの注文を受けるか、在庫が少なくなったと判断してから作り始めます。すべてのお客様から「作り立ての美味しさ」を感じてほしいためです。

現在の店舗は3 代目

文化堂の歴史は波乱の連続
現在の店舗は、3代目です。初代文化堂は昭和初期に、旧麒麟橋の目の前に建てられましたが、昭和33年の台風被害により、旧麒麟橋とともに流失しました。現在の麒麟橋再建と共に、初代と同様に2代目店舗が出来ましたが、次はトンネル拡張工事の影響で昭和53年に、3代目店舗(2代目店舗の隣)へと移転しました。開業から90年以上の歴史がありますが、店舗や場所が変わっても、変わらぬ味を守り抜くのは、並大抵のことではありませんね。

初代店舗(撮影者側に旧麒麟橋があった)

「阿賀の大船」の名の由来は昔から伝わる歌詞

津川地域にある住吉神社の面前は、かつて日本でも有数だった大きな河口で、太平洋側へ物資を繋ぐ「西の玄関口」として重要な役割を担っていました。船大工や船頭も多く住んでおり、舟関係者の間で古くから謡われている「舟謡(ふなうたい)」があります。現在でも、毎年2月11日の舟玉まつり(舟玉様に安全祈願をする祭)、2月19日のおこもり(神社内に籠って安全祈願をする住吉神社の祭)でも謡われています。その舟謡の冒頭が「大船のとものやぐら・・・」で始まることから、安全祈願と阿賀地域の繁栄にあやかり、商品名を「阿賀の大船」としたとのことです。
先ほど紹介した舟玉まつりや住吉神社のおこもりは観光客の方も見ることができるので、「阿賀の大船」を片手に舟謡を聞き、舟運で栄えた当時の町の様子に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

現在の店舗(写真右)も麒麟橋(左奥の赤い橋)の近くに
 あり、麒麟橋と歴史を紡いできた

地元に必要とされている文化堂本店
かつて津川地域では、数多くのお菓子屋さんがありましたが、時代の変遷とともにその数は減ってきています。それでも、彼岸や盆はもちろんのこと、お世話になった方への挨拶で贈るお菓子が求められています。
そういった「特別な」お菓子を作るのは二代目店主です。どの程度、いつまでに必要なのか、お客様の要望を丁寧に聞きながら、どういったお菓子が望ましいかアドバイスをしてくれる文化堂本店は、津川地域の冠婚葬祭には欠かせない菓子店となっています。

様々な商品を組み合わせて購入ができる
阿賀町限定清酒を使った「はでっぱケーキ」も有名

店主はお菓子のコンシェルジュ

文化堂本店でお菓子を買うときは、店主と相談するのも楽しみの一つです。お客様の年齢や好み、お土産に持っていく相手の状況などを考慮し、おすすめの商品を選んでくれます。初めての人でも昔からの知り合いのように接してくれる店主とは、時には人生相談のような話に発展することも。「もっとお話をして、お菓子へのこだわりを知りたい」と思うかもしれませんが、商売の邪魔にならないようにしたいですね。津川へ来た際は是非文化堂本店へお立ち寄りいただき、津川の歴史を感じながら、店主とのおしゃべりも楽しんでください。

贈答用には10 個入りがおすすめ

商品情報
商品名:阿賀の大船
価 格:1個 110円(税込み)
    10個入 1,200円(税込み)
店舗情報
店名:文化堂本店
住所:〒959-4402  阿賀町津川3122-26
電話:0254-92-2149
営業時間:7:00 – 20:30(定休日なし)